2003-2004 リーガ・エスパニョーラ 15節 カンプ・ノウ

Result

バルセロナ 1-2 レアル・マドリード

Frank Rijkaard
Barcelona

Carlos Queiros
Real Madrid

データ参考サイト　
トランスファーマーケット https://www.transfermarkt.com/

Review

　バルサは、現代で想像されるパスサッカーとは違い、縦に速いサッカーであった。
あまりパス構築がみることができない中で、シャビは飛び抜けてうまかった。相手を引きつけてパスを出したり、ポジショニングの取り方は素晴らしかった。この年のバルセロナの選手の中でも秀でた能力を示し、どの時代でも通用するような技術だと思う。

　一方銀河系軍団と呼ばれるレアルは、タレント個々の素晴らしい活躍がみられた。フィーゴはボールを滅多に失うことがなく、得意のサイドで起点となりチャンスを演出した。ベッカムとロベカルは得意のキックでロングパスやミドルレンジからのシュートで得点に絡んだ。ジダンは美しいボールタッチや体の使い方でファンを魅了した。
総じていうと、この試合はどのレアルシーンを切り取っても、美しく、かっこよく、魅入ってしまった。

　ただ、これはお互いのチームに言えることだが、FWの選手があまりボールに関与するシーンが見受けれられず、現代のように全体で洗練された戦術があるかと言われると、そうではないと思う。

　しかし、現代のサッカーとは“違う魅了のされ方”があった。
それが、“〇〇である”という定説化することは難しいが、この時代の魅力を考え伝えることが、現代のフットボールや違う何かにも還元できるのかもしれない。

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