2009-2010 リーガ・エスパニョーラ 12節 カンプ・ノウ

Result

バルセロナ 1 – 0 レアル・マドリード

Pep Guardiola
Barcelona

Manuel Pellegrini
Real Madrid

Goals

56m : Ibrahimovic Barcelona 1-0 Real Madrid

SUBSTITUTIONS

51m : Henry → Ibrahimovic
65m : Keita → Yaya Tour
65m : Ronaldo → Benzema
74m : Arbeloa → Raul

データ参考サイト 
トランスファーマーケット https://www.transfermarkt.com/

Review

 バルサは控えメンバーにイブラヒモビッチを迎えている。レアルは、クリスティアーノ・ロナウド、カカ、ベンゼマ、アロンソを加え、監督にはペレグリーニ監督を迎えている(ベンゼマはベンチスタート)。

 序盤、バルセロナがボールをつなぎながら、右サイドのメッシとアウベスの連携で崩していく。
対して、レアルはカウンター気味の攻撃で、新加入のロナウド、カカがチャンスメイクをしていく。試合は徐々にバルサがポゼッションを高めていき、チャンスを作っていく。

 19分、レアルはこの試合最初の決定的チャンスを迎える。
カカがマルセロとのワンツーで抜け出し、ピケをかわし追ってくるプジョルを抑え込みつつ、フリーのロナウドへラストパス。走り込んだロナウドはキーパーと1対1となるが、これをバルデスがセーブ。レアルはその後もカカとロナウドでチャンスを作っていく。

 その後 決定的なシーンがないまま、中盤の攻防が続いていく。
レアルはアロンソ、ぺぺ、ラッサナ・ディアッラを中心とした堅い守りをみせる。
バルサはイニエスタやシャビを中心にボールをつないでいくが、レアルのブロックを崩せない。

 そして前半はこのまま終了。

 後半が始まり、メッシ、イニエスタなどが徐々にレアルゴールに迫っていく。
バルサは51分、見せ場を作れていなかったアンリに変えて、イブラヒモビッチを送り出す。

 52分、レアルがカウンターから、ロナウド、イグアインとつないでチャンスを作るがここは決めきれない。 

 そして56分、ようやく均衡がやぶれる。
右サイドのアウベスから、高めのアーリークロスにイブラヒモビッチがフリーとなり、見事なダイレクトボレーで合わせる。この得点にバルセロナ全体が湧く。

 追いかける状況になったレアルだが、なかなか攻撃の精度が上がらない。が、61分、ブスケツが少し浮いたパスを手で止めてしまい、この日2枚目のイエローカードで退場となってしまう。数的有利となったレアルは徐々にボールを持てるようになる。しかしバルサは、イニエスタのドリブル、シャビの運動量などによってバルサのマイボールの時間をしっかりと作っていく。

 65分ロナウドと変わって、ベンゼマが入る。ベンゼマもクラシコ初出場だ。さらに、アルベロアに変え、ラウールを投入し、オフェンスの数を増やしていく。

 が、バルサの集中したディフェンスを崩せないレアル。それに加え、イニエスタ、メッシのドリブルでかなり翻弄され、ペースを掴めきれない。

 88分、メッシはキーパーと1対1となる最大のチャンスを迎えるがここは決めきれない。

 89分、この試合のボールを奪えないイライラを表すように、ディアッラがシャビを倒し、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場。

 このまま試合はタイムアップ。1-0でホームバルサが勝利を収めた。

 途中交代のイブラヒモビッチが見事なワンプレーで試合を決めたこの試合。優位になったバルサは数的不利にもかかわらず、メッシ、イニエスタ、シャビを中心にボールを簡単に奪われることはなかった。またピケ、プジョルの集中した守備力も強さを感じさせるものだった。
新銀河系軍団と呼ばれるレアルは、ロナウド、カカ、アロンソがしっかりと存在感をみせつけたが、結果には結びつかなった。ただ、新たなメンバーにワクワクせずにはいられなく、今後このチームがどのようになっていくか楽しみだ。

原稿 ヨウ
編集 クラシコの部屋運営

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