2005-2006 リーガ・エスパニョーラ 12節 サンティアゴ・ベルナベウ

Result

レアル・マドリード 0 – 3 バルセロナ

Vanderlei Luxemburgo
Real Madrid

Frank Rijkaard
Barcelona

Goals

15m : Eto’o Barcelona 1-0 Real Madrid
60m : Ronaldinho Barcelona 2-0 Real Madrid
77m : Ronaldinho Barcelona 3-0 Real Madrid

SUBSTITUTIONS

58m : Raul → Guti
67m : Pablo Garcia → Julio Batista
70m : Messi → Iniesta

データ参考サイト 
トランスファーマーケット https://www.transfermarkt.com/

Review

 この試合は、ラモスとメッシがはじめてクラシコに登場した試合だ。
序盤からお互い攻撃への出足が速く、好戦だ。また、ラモスがメッシを潰しに行くなどの激しいシーンも多く、お互い主導権の奪い合いになる。ロナウジーニョは気迫のこもったプレーで積極的に仕掛け、メッシも随所に光るプレーをみせていた。

 そんななか15分、バルセロナが先制点を奪う。メッシがカウンターからスピードに乗り1人をかわしたところで、エトーにボールがわたる。少しタッチが大きくなったが、ゴールキーパーのタイミングをずらした上手いトーキックシュートで先制に成功する。

 先制点後はお互いチャンスをつくるが、なかなか点を取れない時間が続いた。どちらかというとバルサの方がゴール前まで迫るシーンが増えていたが、レアルはこの均衡した状況で点が取れたら試合結果が変わったかもしれない。そして徐々にバルサの力があらわになっていった。

 後半が始まり、試合はよりバルサペースへ。メッシはレアルの選手を簡単に翻弄していた。対してレアルはミスが増え、徐々にみせ場がなくなっていく。

 そしてロナウジーニョの美しいゴールが生まれた。
グティを入れた直後、レアルは少し攻め込む形となるが、そのカウンターを突かれてしまったのだ。左サイドのオープンで受けたロナウジーニョは一気にスピードに乗り、ラモスとエルゲラの2人を軽やかにかわし、ゴール左へ豪快に決める。素晴らしいゴールだった。

 この後バルサは、プジョルを筆頭にディフェンス陣が集中して守る。

 後半序盤で相手を翻弄していたいメッシは、70分にイニエスタと変わった。将来有望な選手同士の交代はバルサの未来を明るく照らしていた。

 そしてこの試合の最後に有名なシーンが生まれた。ロナウジーニョの2点目である。
1点目と同じような形から、ラモスをかわし、ゴールへ流し込んだ。このプレーにレアルファンは拍手。そして中継カメラは、試合途中にもかかわらずぞろぞろと帰っていくレアルファンを映し出していた。

 この後のレアルのプレーはどのプレーも虚しくみえた……。

原稿 ヨウ
編集 クラシコの部屋運営

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